5月生まれのカメ
昔、小学生の頃くらいにスッポンを飼ってたことがありました。あの柔らかい甲羅と泳ぎのうまさがとっても大好きでした。
もう飼う機会は無いと思っていた矢先の出来事です。
とある科学館に行った時の事です。
その科学館は人工池が数カ所あり、水辺もコンクリートで整備されていて、とても清潔感ある池でした。
池の真ん中あたりに水紋が出来ていたので、何か魚の群れかな?っと思い池のほとりに近づき眺めていると、対岸から何か水面を泳いで来ました。あまりに小さく、魚の群れにバランスを崩しながらこちらに向かってきます!
本当に足元まで泳いで来たその子はミシシッピアカミミガメの赤ちゃんでした♪
体長は5センチも無いほど。生後3日くらいでしょう。
こちらが歩くと並行してついてくるので、少し遊んであげる事にしました。
指でくるくるカメの周りを掻き回すと、カメもくるくるついてくる!
たのしい!笑
少し疲れたのか?こちらを見つめながらプカーって浮かんで休んでるみたい。
そっと持ち上げてみると、まだ甲羅も柔らかく昔飼っていたスッポンを思い出させてくれました。手のひらで落ち着いたようすのその赤ちゃんガメは、その日からうちに来て一緒に暮らしています。
↑うちに来てから10日目くらいの様子
指と比較してみてください!小さすぎます、可愛すぎます♪
5月に出会ったので名前は「めいちゃん」と言います。
今年で5年目となり随分大きくなりました。
毎月歯ブラシで甲羅を洗ってます♪
お散歩も天気が良い時に芝生の上でさせています。
まだアスファルトやコンクリートは歩いた事がない為、傷一つないです♪ まぁ傷がついても脱皮して再生しますけどね。
名前はメイちゃんですが、前足の爪が長く、多分オスだと思います。
それにメイちゃんは鳴きます!喉を絞った様な声でクワックワッっと鳴くんです。
亀が鳴くことを知らない人も多いかもしれませんが、控えめな優しい小さな声ですよ♪
水槽の前を指でガラス面をスライドすると必ずついてきます。その指をピタッと止めると両手をバンザイした様な格好で指先をプルプル震わせる芸(求愛行動)を必ずします。誰がやっても笑
めいちゃんは冬をしりません。
通常、亀は冬眠します。水中の落ち葉や泥の中で春を待ちます。
しかし、亀の体の作りは肺呼吸出来る両生類です。池で皆さんもカメを見る時は、甲羅干しをしているカメか、水面から鼻先を出して呼吸している時がほとんどでしょ?
どうして冬眠中、水の中で春まで眠れるのか、、、それはカメはお尻から水を吸い込み呼吸ができる機能が備わってます。
だから溺れず春を迎えられるんですよねー。
ちなみにこのミシシッピアカミミガメは外来種で、飼育放棄や放流などは絶対にしないで下さい。屋台とかでカメすくいなどで持ち帰ったカメも殆どアカミミガメなので同様です。
かなりの大食漢で何でも食べてしまう、少し凶暴な性格なので放流してしまうと、もともと自然にいた在来種よりも生命力がつよく、また交配してしまう事など色んな問題がでてきてしまい生態系のバランスが大きく崩れてしまうからです。
天気が良い日は日光浴をします。
とてもご機嫌になりますよ♪
↑現在、約15センチとなったメイちゃん。
人工飼育下ですと約30年生きるとされています。あと25年頑張らないと!!!あと25年しか一緒に居れないんだなぁ。