アブラムシなのにてんとう虫より巨大な油虫?
皆様アブラムシはご存知ですか?
ほとんどの方が見たことあると思います。
緑色や黒色、オレンジ色など様々です。
↑こんな小さなイメージですよね?
今回ご紹介するアブラムシはこちらです♪
↑黒くて蜘蛛と間違えるような姿。大きさ約6mm。集団で集まりコロニーを形成してます。
✳︎1
この黒く光るアブラムシは【クリオオアブラムシ】といいます。
写真の個体はかなり大型で一緒に写っているケアリ種と比較しても大きさがわかると思います。
ケアリはこのクリオオアブラムシがお尻から出す甘露(甘い汁)を求めて集まってます。
このクリオオアブラムシは成虫も幼虫もクリやクヌギなどのブナ科の木に針の様な口を刺して樹液を食べます。一般的な野菜や植物などは食さないので害虫とは言い難い側面もあります。
※小さな一般的なアブラムシはウイルスやカビなどを媒介させ、農作物などに大きなダメージを与えます。
★今回のこの昆虫の不思議ポイントは♪★
クリオオアブラムシの生態と耐性です。
上記掲載のクリオオアブラムシは2021/10/3に撮影したもので、この時期から有翅オスが出現しメスと交尾します。そのメスが産んだ卵の状態で越冬します。
なんと!越冬の卵から孵るのは全てメスなのですd(^_^o)。
そのメス達は春先からは卵を産むのではなく、今度は何とお尻から直接子供を産みます。そうして春の終わりから初夏頃に有翅のメスが出現し一斉に飛んでいって勢力を拡大していくのです。
↓春先に翅を生やしたメスの誕生。
クリオオアブラムシは卵から孵化後一週間程度で成虫となり、その後は毎日のように数匹の幼虫を春から秋の期間産み続けます。それがまた1週間で成虫となり、、、を繰り返し爆発的に増えます。これが単為生殖(オスは必要ない、自分と全く同じクローンを産みつづける)という繁殖生態ですd(^_^o)
✳︎1 冒頭の写真クリオオアブラムシのコロニー(集団)は1匹のメスだけで作り上げたクローン家族です。
このクリオオアブラムシにも天敵がいます。そうです!てんとう虫(幼虫)です🐞✨✨✨
てんとう虫はこの大きなアブラムシでも捕食してくれる益虫なのです。
しかし、爆発的に増えるこのクリオオアブラムシを人間は農薬で抑制してきました。
もちろん 農薬ですからてんとう虫も全滅してしまいます。
しかし、このクリオオアブラムシの成虫サイクルが余りにも早いために、農薬で半分死にかけでも生き残った個体からまた繁殖が始まります。すると人間はまた農薬!また繁殖!また農薬❗️・・・を繰り返した結果、もうクリオオアブラムシに劇的に効果がある農薬は無いと言われてます。
被害者はてんとう虫ですね😭💦
まさに人間が作り上げた👻人工モンスター昆虫👻なのです‼️
長文になってしまいましたが、何が言いたいかと言うと、農薬により益虫のてんとう虫は排除され、天敵のいなくなったクリオオアブラムシは耐性を身につけてさらに勢力を広げていくのです!人間の愚かさを笑うかの様に今日も樹液を飲みクローンを産み続けているのです。
■余談のおまけ■
今回、この内容を作成する事に春先からクリオオアブラムシをかなり追いましたが。少し決定打にかける薄弱な内容が多くなってます、が少し面白いと思ってくださると幸いです。
おまけの話は
春先にクリオオアブラムシの幼虫が孵化します。それを狙ってマダラアブラバチという【●コマユバチ種】がやってきて幼虫の体内に卵を生みつけます(寄生)。それから、しばらくして春が本格化する頃に【▲こばち種】がその寄生されたクリオオアブラムシ幼虫を探し始めます‼️
何と【▲こばち種】はクリオオアブラムシの体内に寄生しているマダラアブバチの幼虫に寄生するのです!
つまり幼虫の体内で寄生している、その幼虫のさらに体内に寄生するのです❗️
それを二次寄生というのですd(^_^o)
なんだか最後の文章は呪文?早口言葉?みたいなややこしい事になってますね💦
読みにくく分かりにくい文章ですみません💦
でも。。。この呪文の様な文章は、実はあなたの脳を【■コバコ種】が狙っているのです!あなたが知らず知らずの間に「面白い!」と思ってしまうように貴方の脳に寄生をしようと。。。
でも、、、、残念ながら今回も失敗に終わりましたが😭 𐤔𐤔
諦めずにぶーんチクっと貴方の心に刺さる物を迷走しながら。。。いつかきっと☺️𖤐⡱
なんとも不思議な寄生術なのです☆
おしまい。